昨日の感想戦:VS山口健一氏

これは本当はTwitter上での話です。ですがTweetにすると13個にも別れてしまうので、見易くするために、ここに載せました。
あ、「感想戦」は将棋なんかの用語ですね。対局が終わった後に「あそこはどーだった」とか話し合うのです。なのでこれはちょっと違う。一人感想戦です。
Twitterはこちら。

昨日の感想戦:VS山口健一氏@yamakenkenken

僕の父親がそうなので、税理士が頓珍漢を言うのも「まあそんなもんだよな」とか思いながら反論してみましたが、どうやらあれが新自由主義ってもんなんでしょうか。話がまったく噛み合わないで終わっちゃいました。
だけどOK、僕の場合は。   

OKなのです。
論争して話が噛み合わないまんまでも、相手の言う事の本当の意味が分かったり、それに対して別視点からの意見を言って、相手がそれに自分の意見を返してきたなら、それ以上を求めてもしょうがないって考えてるところがあるのです。

彼のTweet「どのような理由であっても観光地が観光客に、来るな!と言い放つことは事業者として失格である!ということです」に反発して、突っかかってしまいました。
社会があれこれ言い合って、色んなことが不明な状況下で苦渋の決断をしている事業者に対して、そんな言い方はあんまりだと思ったんです。

元々はコロナ自粛に伴って観光地が「来ないで下さい」とメッセージを発していたのに対して「そんなことを言うところには自粛が収まった後にも観光客が戻るわけがない。私は行かない」という話でした。これに反論があって、その反論に答えるなどして、先の言葉が出てきたのです。

「なんでそんなこと言うかな」と思いました。合わせて永江一石なんて人が「神奈川にサーフィンに行っても、なるべく金は使わない」とか自分勝手なこと言い出します。サーフィンには行くのです。けどムカついたから金は落とさない、と言ってるのです。超自己中でかつ、金が万能って考え方です。

山口氏はこれに同意らしい。思ったことをSNSで言うのは正しく、言葉がバラ撒かれその結果、「潰れた店は判断が悪かっただけ」と言います。観光地などの事業者が科学的根拠の足りない自粛をして、これに反感を持つ人が「あそこには行かない、金を落とさない」と騒いだ結果、「店が潰れたのは自己責任」です。

僕の反論は「客商売ってものは、必ずしも論理的じゃない様々な人を相手にするもので、科学的根拠などだけで、ものごとは決められない。イヤな客を簡単に排除できないように、人々が感染を怖れる状況では、正解かどうかも分からない自粛の必要も出てくる。それを責め立てるのか」でした。

また「知事とかの発言で、そこの人達・店まで否定するな」と言ったら、「知事を選んだのは選挙民。嫌だったら引っ越せば良いだけ」と来ました。大抵の人は自分の知事も引っ越しも、自分だけの意見や思想では選べないのに(僕は引っ越しを繰り返してますが)。けどそんなの彼にとっては、底辺の話らしい。

山口氏は、僕の言う事業者は彼にとっての事業者ではない、と言いました。
「それは事業ではなく趣味、遊びです。そんな底辺の話はしていない」と。
僕は、ああ新自由主義の人ってこーゆーもんかと思いました。
それでもう、反論するのはやめました。

言わなかった反論は、実はこういうものです。
僕からすれば彼の言う事業こそが遊びです。マネーゲーム、頭脳ゲームの類です。勝てば賞金が手に入るだけのゲームです。そんなん「仕事」じゃない。金が絡むから人生の一大事と彼等は思ってるのでしょうが、僕からすればそれは「生きること」に遠い。

山口氏はその後のTweetで、こうも言っています。
「サーフィンに限らず理論と論理が全てです」「世間一般の考えも根拠がないもの、理屈で説明ができないことは守る必要も考える必要もないと思っています」
僕に言わせればそれは、「人間を考えるという難しいことが出来ない」って言ってるだけです。

多分、山口さんのそんなところに苛立って、僕は突っかかっちゃったんだと思います。
コロナ禍、コロナ騒動で「自己責任ってだけじゃあ上手くいかない」ってことを僕らは思い知らされたと考えてたんですが、現実はそんな簡単にはいかないですね。

僕は現実場面では99.9%、喧嘩や議論をしない。場を収める為だったら平気で自分の意見を引っ込めて嘘もつく。ただSNSではそれがちょっと出来にくい。
というのは誰にでも見られるからです。話す言葉にはより社会性が求められる。
お追従は良くないし、人に文句を言うには気をつけなくちゃと思うのです。

「ドカドカうるさいR&Rバンド」で、忌野清志郎はロックバンドを「子供騙しのモンキービジネス」だと言っています。それから30年以上経ちまして、今じゃロックバンドは「大人騙しのビジネス」です。マネーゲームと、その賞金を使って得られる快楽のことしか考えられないなら、人は大人になれないんでしょう。騙されるのが子どもだろうと大人子どもだろうと、それは結局モンキービジネスのままなのかな。
ところでこのアルバム、「どかどか〜」以外はあんまり派手じゃなく、アルバム全体では地味目な1枚なんですが僕は大好きです。レゲエなんかも利用したレイドバックした感じ、それはブルースに通じるところがあると、彼等は考えていたんでしょうか。

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